メタップスの事業別・地域別の業績

今朝はメタップスの有価証券報告書(2016年8月期)をみてみよう。

2016年8月期の全体業績としては、売上高88億8600万円、営業損失3億1000万円と、黒字化するには至っていなかった。今期は、直近の四半期で売上高29億2700万円、営業利益3億8000万円と黒字化を果たしている。 

勝手な印象であるが、メタップスの事業はわかりにくいことで(自分の中で)有名だ。

データとAPIを軸とした経済圏の構築」と言われても、サクッと理解できる人はあまりいないのではないかと思う。しかし、新興のテクノロジー企業とはそういうものだと思うので、報告書を読むことで理解を深めたい。


まず、主な事業分野は「マーケティング(分析、広告)」と「ファイナンス(決済、投金融)」の二つ。今後は3つ目の柱として「コンシューマ(EC、メディア)」分野での事業展開を進めていくとのこと。

ファイナンス分野では「SPIKE」「PAYDESIGN」の二つの決済サービスを展開。

マーケティング分野では分析サービス「metaps」と広告事業を「Digital Science Lab」で展開。

コンシューマ分野の事業はECサイト「Become B」及び動画メディア「FilmStory」を展開している。

サービス分野ごとの売上高は次のようになっている。


マーケティング関連の売上高が70億円、ファイナンス関連が18億円ほど。ちなみに前期はマーケティング関連40億円、ファイナンス関連5100万円の売上だったのでいかに急激な成長を遂げたかがわかる。

あくまで憶測であるが、利益率の高いファイナンス分野での売上が増加していることで利益率が改善しつつあるのではないだろうか?もしかしたら違うかもしれない。

最後に、地域ごとの売上高をみてみる。

日本とアジアが半々くらい。こちらも前期との比較をしてみる。

前期はアジアの方が売上高が大きかったが、1年で日本での売上が2倍以上に拡大し、アジアでの売上を上回っている。これも興味深い。