【不動産テック】インベスターズクラウドの事業と業績まとめ

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インベスターズクラウドは2006年に設立されたインターネット企業で、「不動産テック」と言われるジャンルに入る。大きく次の4つの事業を展開。

・アプリではじめるアパート経営「TATERU」(コア事業)

・アプリではじめるスマートライフ「TATERU kit」

・ネットで賢くリノベーション「スマリノ」

・不動産投資型クラウドファンディング「TATERU FUNDING」

業績の状況

まずは全体の売上を見てみる。2016年通期では過去最高の139億円を超える売上を達成。これは前年比176.2%の成長である。倍近い。

売上以外の経営指標も好調で、営業利益率と経常利益率はともに10%を記録。

売上総利益率が20%というのはインターネット企業としてはもの足りない気もするが、かなり順調に業績を伸ばしているというのはわかった。


事業の内容

インベスターズクラウドは子会社などを通じてIoT事業、民泊事業、クラウドファンディング、スマートリノベーションなど多様な事業を展開しているが、コア事業は「TATERU事業」のようだ。

「TATERU」は会員数およそ10万人、オーナー数1077名、管理戸数およそ1.3万戸、入居率97.7%という実績(2016年12月末時点)。

土地を探してからアパートの完成、アパート経営から確定申告までワンストップでサービスを提供するところが特色のようだ。


サッカーの本田を広告塔に起用して、2017年1月からテレビCMも打っているとのこと。

このグラフ興味深いな。CM配信中はやはりかなり爆発的に認知度が上がるようだ。縦軸の単位が明確じゃないけど(まさか4000PVってことは..)

「TATERU」以外にも色々新規事業に投資しているみたいだけど、そもそもこの規模だったらまだまだ本業を伸ばすのに集中すべきなんじゃないかなあとは正直感じた。

ただ、それだけいろんな事業に投資してて10%の営業利益残せるのは逆にすごいのかも。「TATERU」事業単体の利益率とか知りたいな。

参考資料:2016年12月期 決算説明資料