アマゾン、AI投資30兆円へ AWS成長加速で収益性との両立探る
Amazonは2025年第4四半期、クラウド基盤「AWS」の売上高が前年比24%増の356億ドル(約5.3兆円)と13四半期ぶりに成長が加速しました。アンディ・ジャシーCEOは「AIやカスタムチップが新たな成長機会を生み出している」と発言。年換算1420億ドル(約21兆円)規模に達したAWSをさらに拡大する方針を示しました。
成長加速の原動力は、生成AI需要の急拡大です。基盤モデルを利用できるサービス「ベッドロック」は年換算で数十億ドル規模に成長し、利用額は前四半期比60%増加しました。ジャシー氏は「顧客はコスト削減のため、優れた価格性能を求めている」と指摘しています。

需要に対応するため、AI向けカスタムチップ「トレイニアム」の供給も強化しています。優れた価格性能を持つトレイニアム2の注文は急増し、次世代の「3」も2026年半ばまでにほぼ完売する見通し。カスタムチップ全体では、年換算100億ドル超の規模に成長しました。
2026年の設備投資は約2000億ドル(約30兆円)に引き上げる計画です。大半はAWS向けで、第4四半期だけで1.2GWの電力容量を追加しました。ジャシー氏は「投資収益率を重視する」と強調しましたが、当面はAWS営業利益率への圧迫が続く見込み。決算発表を受け、時間外株価は11%以上も急落しています。