ニデックのM&A戦略史:「回るもの、動くもの」を軸とした成長と工作機械への垂直統合

ニデック

ニデック(旧日本電産)は、1973年の創業以来、「回るもの、動くもの」に特化した事業展開を行い、積極的なM&Aを通じて非連続な成長を続けてきました。HDD用モータでの世界シェア確立から始まり、車載、家電、産業用への多角化、そして近年の工作機械事業への参入による垂直統合まで、そのM&A戦略は時代の要請と技術の進化に合わせて明確な変遷を辿っています。

精密小型モータのトップメーカーから、総合的な駆動技術、さらにはその生産設備までをも手掛ける世界的ソリューション企業へ。本記事では、ニデックが実施してきた主要なM&Aの事実を時系列で整理し、その戦略的変遷を詳らかにします。

1984年〜2000年代初頭:HDD用モータの世界シェア獲得と精密部品技術の蓄積

創業初期から2000年代初頭にかけてのニデックは、HDD(ハードディスクドライブ)市場の拡大を背景に、モータおよびその周辺技術を徹底的に取り込む戦略を展開しました。

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