データセンターの黒子からAIインフラの主役へ「Arista Networks」の戦略

Arista Networks, Inc.

生成AIブームが世界的な潮流となる中、その膨大な計算処理を支えるデータセンターの需要が高まっています。中でも通信インフラ領域において存在感を強める企業の一つが、今回紹介するArista Networks(以下、アリスタ)という企業。

AIワークロードの拡大に伴い、GPUやサーバーを高速かつ低遅延で接続するネットワークの重要性が拡大。アリスタは、その中核を担うイーサネットスイッチ市場でシェアを拡大させています。

2004年に創業したアリスタは、マイクロソフトやメタといった巨大IT企業の需要を取り込むことで急成長してきました。2024年の売上高は70億ドル(約1兆円)に達し、前年比で19.5%の増収を記録。特定の大手顧客による設備投資がアリスタの成長を支え、株式市場における評価も高い水準にあります。

アリスタはなぜ、シスコ・システムズをはじめとした名だたる競合他社と渡り合えているのでしょうか。今回の記事では、最新の開示資料をもとにビジネスモデルと戦略を紐解きます。アリスタが提唱する「Ethernet(イーサネット)によるAIネットワーキング」とはどのような代物なのでしょうか。

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