エッジAIと光学設計をセット提供、製造業の「目」を自動化するフツパーが上場へ

大阪発のAIスタートアップ、(株)フツパーが東証グロース市場への新規上場を承認されました。2020年に創業した同社が掲げるミッションは「最新テクノロジーを確かな労働力に」。製造業に特化したAIサービスの開発・提供を行っています。

日本の製造業はGDPの約2割を占める基幹産業ですが、生産年齢人口の減少に伴う深刻な人手不足に直面しています。外観検査などの工程は依然として人の目に頼るアナログな作業が多く残されています。そこで需要が高まっているのが、AIを活用した自動化・省人化(DX)です。

同社の主力サービスである外観検査AI「メキキバイト」は、最適なカメラや照明の選定・設置といった光学設計も支援。通信環境に依存しない「エッジAI」を現場の機器に組み込み、高速かつ安定した処理を実現。クラウド専業ベンダーやハードウェアメーカーとの差別化を図っています。

小規模ながらもフツパーは売上成長を続け、2024年12月期の売上高は6億を突破。2025年1〜9月期は営業黒字化を達成しました。今後は生成AIを活用したナレッジ共有システムや人員配置の最適化など、更なるソリューション展開を加速する方針です。

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