マイクロソフト、AI投資$349Bでも「供給不足」OpenAIによる大型コミットメントも
マイクロソフトが現地時間10月29日、2025年7〜9月期決算を発表しました。売上高は777億ドルで前年比18%増。営業利益は380億ドルで同24%増となりました。
とりわけ力強いのがクラウド部門「Intelligent Cloud」です。特に「Azureとその他クラウド」は前年比40%もの増収。AIサービスへの需要が成長を牽引しています。決算発表前日にはOpenAIがAzureに関して新たに2,500億ドルもの契約を結んだことも発表されました。

AI需要に対応するためのインフラ投資も拡大しています。7〜9月の設備投資(Capex)総額は349億ドル。何年か前なら年間の設備投資にも匹敵する大きさです。この投資について、サティア・ナデラCEOは「AI工場」を構築していると表現しました。
エイミー・フッドCFOは、AIインフラの供給が需要に追いついていない状態(キャパシティ制約)が続いていると言及。AIをめぐる期待は、そのために必要なコストと共に加速しています。本記事では、発表された資料に基づき、マイクロソフトの最新決算を紐解きます。