決済イネーブラーのインフキュリオンが新規上場へ。7万社以上が利用する決済基盤を提供
決済ソリューションなどを手がけるインフキュリオンが9月19日、東証グロース市場への新規上場を承認されました。想定時価総額は約304億円。上場日は10月24日を予定しています 。
インフキュリオンが提供するのは、事業者や金融機関のサービスに決済・金融機能を組み込むペイメントプラットフォーム事業。店舗のキャッシュレス化やデジタル化を推進するマーチャントプラットフォーム事業やコンサルティング事業も手掛けています。

同社の決済プラットフォームは、クラウド上で必要な機能をAPI接続で提供することで、低コストかつ短期間でのサービス実装を可能にすると言います。2025年3月期の連結売上高は約71.7億円、経常利益は約1.1億円と前期の赤字から黒字転換を達成しました。
新たに上場するインフキュリオンとは一体どのような会社なのか。躍進の背景には、決済の裏側を支える「決済イネーブラー」という立ち位置があります 。今回は、そんな同社の来歴と事業モデル、今後の戦略について開示された資料をもとに紐解きます。