ストック売上95%で”ネガティブチャーン”実現、サイバーソリューションズが新規上場へ

メールシステムなどを手がけるサイバーソリューションズが9月18日、東証グロース市場への新規上場を承認されました。想定時価総額は217億円。上場日は10月23日を予定しています。

サイバーソリューションズが提供するのは、法人向けのメールシステムやセキュリティサービス。ビジネスメールやチャットツールを提供する「コミュニケーションソリューション事業」と、メール脅威防御や情報漏洩対策を担う「セキュリティソリューション事業」を展開しています。

売上高の95%は月額課金などのストックビジネスで、顧客解約による売上減を既存顧客への追加提案(アップセルやクロスセル)による売上増が上回る構造。実質的な解約率がマイナスとなる「ネガティブチャーン」を実現し、税引前利益率も39%と高いのが特徴です。

新たに上場するサイバーソリューションズとは一体どのような会社なのか。躍進の背景には、巨大IT企業が提供しない領域に特化する「No.3論理に基づく日本No.1戦略」があります。今回は、そんな同社の来歴と事業モデル、今後の戦略について開示された資料をもとに紐解きます。

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