【アステラス製薬のM&A】買収・事業売却の歴史から読み解く成長の軌跡

アステラス製薬

2005年に山之内製薬と藤沢薬品工業の合併によって誕生したアステラス製薬。

合併直後の事業整理による基盤固めから、大型買収によるがん領域の確立、そして細胞・遺伝子治療といった最先端分野へのシフト。近年は眼科領域を新たな事業の柱に据え、オープンイノベーションを加速させています。

本稿では、同社がどのような意思決定を経てポートフォリオを組み替えてきたのか、その変遷をM&Aの事実から紐解きます。

合併後の事業基盤固め:「選択と集中」の徹底(2005〜2009年)

2005年4月1日、山之内製薬と藤沢薬品工業は合併し、アステラス製薬株式会社が発足。合併後、同社は事業ポートフォリオの再構築に着手し、非中核事業の整理を進めました。

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