広告費をかけずに高収益!コンサル特化の人材紹介「ムービン」の強みと成長戦略
ハイクラス人材紹介を手がけるムービン・ストラテジック・キャリア(以下、ムービン)が9月4日、東証グロース市場への新規上場を承認されました。上場日は10月6日を予定しています。
同社を2000年に立ち上げたのは、ボストン・コンサルティング・グループ出身の神川貴実彦氏。当時日本ではまだ黎明期にあったというコンサルティング業界で、圧倒的な質と量を誇るサイトを開設したといいます。

同社の損益を見ると、まず目につくのは収益性の高さです。2024年の売上高は約24億円に対し、経常利益として8.6億円を稼ぎました。2025年の売上予想は35億円、経常利益予想15.4億円と大幅な成長を見込んでいます。足元の力強さを背景に、想定時価総額は161億円にのぼります。
長年にわたり人材事業を手掛けてきたムービンは、なぜここ数年で利益額をこれほど大きく伸ばすことができたのでしょうか。今回の記事では、新規上場に際して開示された資料をもとに紐解きます。