Nu Holdings 2Q決算:純利益42%増で過去最高。元中銀総裁ら新体制で「世界リーグ」へ?
南米の巨大フィンテック企業「Nu Holdings」が、2025年4〜6月決算を発表しました。引き続きユーザー数を伸ばしつつ、収益性をさらに高めています。
当四半期の純利益は6.37億ドルとなり為替影響を除いて前年比42%増加。売上高も過去最高の37億ドルに達しました。総顧客数は前年同期から1,820万人増加し、1億2,270万人となりました。

ブラジルでの顧客数は1億700万人を超え、国の成人人口の60%以上をカバー。メキシコでは顧客数が1,200万人を突破し 、コロンビアでも人口の約10%がNuのサービスを利用。中南米での展開が進捗しています。
今回の決算では、元ブラジル中央銀行総裁のロベルト・カンポス・ネト氏を取締役会副議長に迎えるなど、新たな経営体制についても言及。ダビド・ベレズCEOは「世界のトップリーグで戦う準備をしている」と述べ、今後の成長戦略についても語りました。