半導体業界の好調を映すASMLのQ2決算:売上15%増、EUV需要が加速

ASML Holding N.V.

オランダに本拠を置く半導体製造装置大手のASMLが2025年第2四半期(4〜6月期)決算を発表した。売上高は前年比23%増と力強い伸びを見せ、粗利益率も約53.7%とガイダンスを上回る水準で収益性の高さが際立っている。

今回の業績を牽引した最大の要因は、最先端の半導体製造に不可欠なEUV(極端紫外線)リソグラフィ装置の販売だ。EUV装置は微細化技術の進展に伴い、半導体メーカーからの需要が続伸。特に成長ドライバーとなっているのは、やはりAI向けだ。

経営陣は、2025年通期の売上成長率を約15%と予想し、今後も半導体業界の好調な市場環境が続くことを見込んでいる。ただし、世界的なサプライチェーンの課題や地政学的リスクについても警戒を示した。今回は、そんなASMLの近況について最新決算を元に紹介する。

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