「医療と半導体」で稼ぐHOYA、知られざる光学コングロマリットの実像

HOYA

今回取り上げる「HOYA」は、幅広い光学製品を手がける企業。その技術はスマートフォンやデータセンター、メガネやコンタクトレンズなど、世界中の色々な分野で活躍しています。

売上高の約9割を海外市場が占める「グローバル光学企業」であることも大きな特徴です。製造拠点もタイやベトナムをはじめ世界各地に展開し、2025年3月期は売上高が9,000億円に迫りました。

HOYAがユニークなのは、事業領域がライフケアと情報・通信という二つの柱によって構成されている点です。ライフケア領域ではメガネやコンタクト、医療機器など。情報・通信では半導体関連部材、光学部品等を扱っています。

それぞれの分野において同社は世界有数の地位を築いており、例えば眼鏡用レンズでは世界シェア2位。半導体製造に不可欠なマスクブランクス(フォトマスク基板)では圧倒的トップシェアを長年維持しています。今回は、そんなHOYAについて歴史から紹介します。

創業1941年、保谷の町工場から世界へ

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