スマホやEV製造を支える真空技術の巨人「アルバック」半導体分野への注力拡大へ

スマホやEVバッテリー、有機ELディスプレイ。最先端製品の製造現場には、必ずと言っていいほど「真空」技術が活躍しています。原子レベルで薄膜を成膜する工程、不純物のない環境で処理する技術など、真空は現代のハイテク製造に不可欠です。
そんな真空技術で世界をリードする企業の一つが、神奈川県茅ヶ崎市に本社を置くアルバックです。 アルバックは半導体からディスプレイ、エネルギー分野に至るまで幅広い産業で真空装置やサービスを提供する真空総合メーカー。
同社の装置によって作られた電子部品は、スマホ、PC、テレビ、自動車などの最終製品の内部で不可欠な役割を果たしています。本稿では、そんなアルバックの歴史から事業、今後の展望について紹介します。