ウェルネス・コミュニケーションズが新規上場へーー伊藤忠の社内ベンチャーが前身、今の最大株主はSOMPOグループ

ウェルネス・コミュニケーションズが5月21日、東証グロース市場への新規上場を承認されました。上場日は6月23日を予定しています。

同社は企業の従業員健康管理を包括的に支援するヘルスデータプラットフォーム事業を展開。2006年に伊藤忠商事の社内ベンチャーを前身として設立されました。現在は、大手損害保険グループのSOMPOホールディングスが約46%を出資する最大株主です。

ビジネスモデルの要点は、医療機関ネットワークとITプラットフォームを組み合わせた点にあります。煩雑な健診手配業務を外注化し、データ活用につなげることで、企業の人的資本経営ニーズと合致しています。

昨今はサステナビリティや人的資本に関する情報開示が強化され、健康関連データの活用状況が経営課題として注目されています。「健康経営」の潮流は、経営戦略と紐づけられるケースも増えました。ウェルネス社はBtoB向けに特化して、企業と健保組合側双方のニーズを捉えたサービス設計となっています。

全国ネットワークで健康診断を一括管理

続きを読むには

Strainerプレミアムに
ご登録いただく必要があります。

初回30日間無料体験実施中!

無料で続きを読む
または
ログイン