大手人材派遣のウィルグループが苦戦、コールセンター向け低調も「建設技術者」領域が急成長中
大手人材派遣会社のウィルグループが、業績の悪化にあえいでいる。
ウィルグループの前身は、1997年に大阪市で設立された(株)ビッグエイド。短期型の業務請負業に参入し、現在は取締役会長を務める池田良介氏が10月に入社した。
2000年には、テレマーケティング業を営んでいた(株)セントメディアと経営統合。2006年には(株)グローリアスとの共同株式移転により(株)ウィルホールディングスを設立。2012年に商号を変更し、ウィルグループとなった。
2020年3月木までは事業の急拡大を続け、売上規模は1,000億円を大きく超えている。ところが利益水準は2022年3月期を境に伸び悩み、足元は低迷。2025年3月期の最終利益は、前年比41%もの減益予想となっている。