研修サービスの「標準化」で成長、法人向け研修のリスキルが新規上場へ
リスキルが11月14日、東証グロース市場への新規上場を承認された。上場日は12月17日を予定している。
社名から伺えるように、リスキルは社員研修事業を手がける会社だ。代表取締役である松田航氏の父が1986年に設立した会社(現・リカレント)で創業し、2022年に法人事業部を分社化。リカレントは個人向け社会人教育、リスキルは法人向けという形で事業を分けた形だ。
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業績データを確認できるのは直近2年だが、2024年3月期の売上高が14.8億円(前年比61%増)、経常利益4億円(同81%増)。新規上場に伴う想定時価総額は約75億円だ。分社化する際、現在もそうだが松田航氏が株式の100%を保有する座組みになった。
ファミリービジネスから上場企業へと一気にステージを移そうとしているように見えるリスキル。今回の記事では、そんな同社の事業と展望について、開示された資料をもとに紐解く。