国内インターネット企業の四半期決算いろいろランキング

国内インターネット企業の決算を色々な角度からまとめてみます。

色々な角度と言いましたが、時価総額、売上(90日換算)、営業利益(90日換算)、売上成長率、営業利益率の5つです。

画像は「いらすとや」より、インターネットの神様のイラストです。

国内インターネット企業の時価総額ランキング

まずは時価総額です。

時価総額
ヤフー 2兆8369億円
楽天 1兆8704億円
ネクソン 1兆1519億円
スタートトゥデイ 1兆175億円
エムスリー 8966億円
LINE 8420億円
サイバーエージェント 4564億円
ミクシィ 4396億円
ディー・エヌ・エー 3480億円
ガンホー・オンライン・エンターテイメント 2999億円
カカクコム 2842億円
GMOペイメントゲートウェイ 2418億円
グリー 1853億円
エン・ジャパン 1767億円
GMOインターネット 1591億円
コロプラ 1554億円
エス・エム・エス 1464億円
ディップ 1389億円
LIFULL 1040億円
デジタルガレージ 979億円

興味深いことに、19番目のLIFULLまでが丁度1000億円のラインになっています。

時価総額が1兆円を超えたインターネット企業は現在はヤフー、楽天、ネクソン、スタートトゥデイの4社となりました。

成長性を鑑みるに、エムスリーが1兆円を突破するのも時間の問題に思えます。

売上高(90日換算)

続いて売上です。会社によって期が違うので、現時点での四半期売上を1四半期分(90日間)に直して上位20社をとりました。

売上(90日換算)
楽天 2200.45億
ヤフー 2127.29億
サイバーエージェント 891.68億
ネクソン 609.28億
ミクシィ 482.29億
LINE 393.48億
GMOインターネット 371.70億
ディー・エヌ・エー 364.55億
ガンホー・オンライン・エンターテイメント 245.78億
エムスリー 218.74億
スタートトゥデイ 214.51億
オプトホールディング 200.00億
グリー 148.80億
デジタルガレージ 131.03億
コロプラ 126.40億
ソフトバンク・テクノロジー 121.26億
アドウェイズ 106.94億
カカクコム 106.51億
インフォコム 99.49億
ファンコミュニケーションズ 99.29億

これも興味深いと思うのですが、20番目のファンコミュニケーションズまでが90日換算の売上がおよそ100億円となっています。

日本で年間400億円の売上をあげるインターネット企業がだいたい20社ほどあるということになります。

四半期で1000億円を超える売上を上げているのはヤフーと楽天だけですね。


営業利益(90日換算)

続いて営業利益です。こちらも同じく90日に換算しています。

営利(90日換算)
ヤフー 522.09億
楽天 343.08億
ネクソン 280.20億
ミクシィ 202.09億
ガンホー・オンライン・エンターテイメント 97.19億
LINE 93.15億
スタートトゥデイ 79.81億
エムスリー 76.86億
サイバーエージェント 69.11億
ディー・エヌ・エー 63.96億
カカクコム 51.00億
GMOインターネット 37.49億
コロプラ 32.57億
エン・ジャパン 27.31億
ディップ 22.10億
グリー 19.89億
クックパッド 18.51億
エス・エム・エス 15.84億
ファンコミュニケーションズ 15.48億
ぐるなび 13.99億

20社の中でもかなり大きな差があります。

200億円を超えているのはヤフー、楽天、ネクソン、ミクシィの4社で、5位以降は100奥円を下回っています。

20位のぐるなびは四半期営業利益が14億円という規模。

売上成長率

続いて、売上成長率をみます。成長率は規模と関係ない(むしろ新興企業の方が高い)ので、だいぶ顔ぶれが変わります。

売上成長率(%)
メディアドゥ 127.16
フリークアウト・ホールディングス 124.41
デジタルアドベンチャー 119.87
アドベンチャー 109.22
アエリア 95.16
Gunosy 92.85
メタップス 79.61
オイシックスドット大地 78.5
GMOペイメントゲートウェイ 78.1
サイバーステップ 65.73
じげん 56.18
フォーサイド 56.04
エイチーム 55.4
オールアバウト 48.92
オークファン 48.91
ユーザベース 47
ドリコム 46.97
弁護士ドットコム 44.69
アトラエ 44.42
デザインワン・ジャパン 43.85

前年売上成長率100%を超えるインターネット企業は、メディアドゥ、フリークアウト、デジタルアドベンチャー、アドベンチャーの4社です。

アエリアとGunosyも90%を超える高い売上成長率を残しています。

売上成長率50%を超えるのは13位のエイチームまでですね。個人的にはオイシックスの社名が「オイシックスドット大地」に変わっているのがショッキングでした。

20位のデザインワン・ジャパンまで、40%を超える高い売上成長率を残していることがわかります。

営業利益率

営業利益率です。

営業利益率
クックパッド 52.02
比較.com 51.55
イトクロ 51.38
カカクコム 47.88
ネクソン 45.99
ミクシィ 41.9
ガンホー・オンライン・エンターテイメント 39.54
エニグモ 38.18
スタートトゥデイ 37.21
エムスリー 35.14
じげん 33.85
アトラエ 33.73
モバイルファクトリー 33.59
デジタルアーツ 30.74
エン・ジャパン 29.93
インフォマート 29.6
デザインワン・ジャパン 28.72
ディップ 27.23
弁護士ドットコム 26.83
アエリア 26.23

営業利益率50%を超えるインターネット企業は3社あります。クックパッド、比較.com、イトクロの3つですね。

クックパッドは月額課金も大きいですが、4位のカカクコムまでは基本的に比較系送客メディアですね。これも興味深いです。

その次にきているネクソン、ミクシィ、ガンホーはどれもゲーム会社です。

エニグモ、スタートトゥデイはどちらもECですが、高い営業利益率を実現しています。