画像生成AIでブームを巻き起こした「Stability AI」大人気もCEOの経歴に疑念

画像生成AIでブームを巻き起こした「Stability AI」大人気もCEOの経歴に疑念

今回取り上げるのは、生成スタートアップの「Stability AI」だ。画像生成AI『Stable Diffusion』を開発する企業といえば、ご存知の方が多いだろう。

Stability AIを創業したのはエマド・モスタク(Emad Mostaque)という人物。1983年に生まれ、幼少時をバングラデシュで過ごしたが、7歳の頃に英国へ移住。オックスフォード大で数学を学んだ

ギャップイヤーに企業でのシステム開発を経験後、選んだのは金融業界。やがてヘッジファンドマネジャーとして成果を上げたが、23歳と若かったため大した報酬を得られなかった。

息子が自閉症と診断されたことを機に退職すると、自ら解決策を導き出すことを決意。AIチームを立ち上げて自閉症に関する文献を収集、得られた知見を活用した。息子は通常の学校に進学することができたという。

モスタクの経歴には不透明な点が多い。かつてはLinkedInページを持っていたようだが、現在は削除されている。オックスフォード大学院で数学と計算機科学を学んだとされるが、Forbesが昨年「実際は修士課程を修了していない」と報道。大きな疑いの目を向けられることになった。

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