「現時点で、最も勢いのある都市はどこなのか」というのはとても大きな問いです。
(「いらすとや」より、世界に広がる人口を現すイメージのイラスト)
一口に「勢い」と言っても、人口なのか人口増加率なのか、経済規模なのか成長率なのか、若者の比率や現地に行った際の”肌感”など、色々な基準があります。
GoogleやFacebookなど、名だたるテクノロジー企業を生み出しているアメリカのベイエリア(サンフランシスコからサンノゼにかけての地域)の人口は645万人に過ぎず、世界の都市の中で61番目に過ぎません。
にも関わらず、ベイエリアは世界に大きなインパクトをもたらしています。存在する企業の時価総額は軽く200兆円を超えます。
しかし、「じゃあベイエリアが世界一勢いのある都市である」と、100%断定するわけにもいきません。
なぜなら、各都市における経済インパクトの大きさは10年後や20年後にはまた大きく変わっている可能性が少なくないからです。
思うに、都市としての「勢い」を決めるのは、その場所の「変化の大きさ」なのではないかと考えます。
言ってしまえば、「人口増加率」と「経済成長率」こそがその都市の勢いを表す最もわかりやすい指標になるのではないでしょうか。
そこで、今回は世界の都市の中で人口が1000万人を超える都市をピックアップした上で、2008年からの人口増加率についてランキング形式で並べてみたいと思います。
経済規模についてもまとめたかったのですが、なかなかソースが見つからなかったのでまた後日。
まずは、「人口1000万都市」の顔ぶれを見てみましょう。