VANSやSupremeを傘下に持つ「VFC」突然辞めたCEOの代役が決定!高配当を維持できるか?
アパレル企業の集合体、VFコーポレーションの株価が低迷している。
靴のVANSやティンバーランド、アウトドアのザ・ノースフェイス、ファッションブランドのシュプリームなどを傘下にもつ企業。歴史は長く、創業は1899年にさかのぼる。
戦争や恐慌など幾多の荒波を乗り越えてきた同社だが、このところ業績は低迷。株価も下落基調で、2020年のピーク時から五分の一程度の水準まで落ち込んでしまった。
直近では減配を発表したが、それでも配当利回りは6.4%。ただし業績の悪化が続けば、この金額が保証されるわけではもちろんない。昨年末にはCEOが突如として退任し、先月になってようやく新たな経営トップが決まるなど、経営体制もドタバタ気味だ。
果たしてVFコーポレーションは現在、どのような状況にあるのか。今回の記事では同社の来歴について改めて確認した上で、足元の取り組みや今後の展望についてまとめる。