未経験者を採用&育成!建設業界で人材派遣など展開「ナレルグループ」が新規上場へ
建設業界に特化した人材事業を営むナレルグループが6月19日、東証グロース市場への新規上場を承認された。上場日は7月21日を予定している。
先日紹介したトライトもナレルグループと同様、人材領域で事業を展開する企業。ファンドによる買収を経て上場するという面でも共通するが、トライトは医療福祉分野での「人材紹介」が事業の中心だった。
一方のナレルグループは建設業界が対象で、中核は「人材派遣」。売上収益は2022年10月期に145億円を超え、今期は175億円に迫る。通期の純利益予想12.4億円に対し、想定時価総額は215億円。
全職種での有効求人倍率(2022年)が1.16倍である中、建設業界は5.51倍と非常に高い。ここに働き手の高齢化も加わり、構造的な人手不足が今後さらに大きくなることが見込まれている。