薬局DXスタートアップ・カケハシ 医療課題に迫る次なる成長戦略とは  

薬局DXスタートアップ・カケハシ 医療課題に迫る次なる成長戦略とは  

薬局で処方薬をもらうとき、薬剤師と会話することがあるだろう。この時の会話は患者情報の一つとなり、薬剤師は患者一人一人に「薬剤服用歴(薬歴)」を記録する必要がある。

これは患者に正確で安全な薬を提供するための作業だが、薬剤師にとってはなかなか骨の折れる作業だ。

こうした課題を抱える薬局に対して、業務を効率化するSaaSを提供しているのがカケハシだ。同社は、薬局業務支援サービス「Musubi」をはじめとしたプロダクトで薬局DXを支援している。

カケハシは今年3月にはシリーズCラウンドで総額94億円を資金調達。累計資金調達額は約149億円となった。薬局の業務基幹システムでは成約店舗数ベースでシェア10%超となり、スタートアップながら業界における存在感は小さくない。

今回はカケハシ代表取締役CEO・中川貴史氏にインタビューし、これまでの経緯と足元の状況、今後の成長戦略を聞いた。

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