米マクドナルドがリストラへ?好調な近況と戦略上の位置付けを確認

米マクドナルドがリストラへ?好調な近況と戦略上の位置付けを確認

ファーストフード産業の王者、米マクドナルドが、週内に数百人規模の従業員を削減する計画であることが各所で報じられた。それに先立ち、米国の事務所を一時的に閉鎖したことも話題を呼んでいる。

米国の株式市場において、マクドナルドは特別な企業だ。今や市場規模3,000億ドルを超える同国のファーストフード産業で長年トップ企業であり続けてきた。加えて、上場以来右肩上がりの株価推移を続けてきたことでも知られる。

2020年からはコロナ影響による打撃を受けたが、「Accelerating the Arches」と称した新戦略(直訳すると「アーチを加速する」)を掲げ、さらなる成長を実現。

今回の記事では、リストラが取り沙汰される米マクドナルドの近況を解説した上で、一連のニュースが同社に対して持ちうる意味合いを考察する。

CEO就任早々、コロナ禍に見舞われる

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