テスラ本決算:新年も需要堅調、”FSD”本格展開でソフトウェア収入拡大へ

テスラ本決算:新年も需要堅調、”FSD”本格展開でソフトウェア収入拡大へ

テスラ

米電気自動車メーカーのテスラが1月25日(現地時間)、2022年本決算を発表。通期売上高は約815億ドル(前年比51%増)、営業利益は約137億ドル(同109%増)となった。

決算発表で、同社は「2022年は更に記録的な一年だった」と振り返る。10〜12月にも過去最高となる売上高を残し、通年での利益は営業利益・純利益ともに前年比2倍以上に増えた。

しかし、株式市場の評価はいつも業績に比例するわけではない。テスラの株価は2021年11月より低迷が続いている。現在はピーク時の三分の一近くに下落し、時価総額は目下4,526億ドル。株価収益率は約36倍となった。

株式市場からの期待が落ち着く中、イーロン・マスクはじめテスラ経営陣は何を語ったのだろうか。重要なポイントについて、本記事でご紹介する。

逆風下でも生産&販売ともに過去最高

事業数値を見る限り、テスラの現況は依然として力強い。10〜12月の販売台数は40万台を超え、前年比31%の拡大。ASP(平均販売単価)の上昇も寄与し、四半期売上高は243億ドル(前年比37%増)となった。

重要なのは、逆風下にも関わらずこの結果を実現したことだとイーロン・マスクは言う。上海工場では生産停止が強制された時期もあったし、世界全体として金利が上昇。消費者の購入意欲には逆風だった。

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