利用ブランドは700超えの「ecforce」運営会社が描く"次世代EC構想"とは

利用ブランドは700超えの「ecforce」運営会社が描く"次世代EC構想"とは

スーパースタジオ

コロナ禍を経て企業・消費者共に利用が拡大したEC業界。ECを運営するためのトータルソリューションをワンストップで提供し、急成長しているのがSUPER STUDIO(スーパースタジオ、東京都目黒区)だ。

自前でD2Cブランドも展開する中で、EC運用に必要な機能を見定め機能開発に活かし、サービスの質を高めているのが大きな特徴だ。

マーケティング効果の最大化につながる「本当に求められる機能」だけを拡充してきたことで、主力のECプラットフォーム「ecforce(イーシーフォース)」は導入ブランド数が700を超え、直近1年で1.8倍に伸びた。

大手日用品メーカーや人気化粧品ブランドが利用するなど、すでにオンライン販売で実績を持つ企業からの引き合いも強まっている。

そんな同社が今後の重点戦略としているのが「次世代EC構想」の推進だ。ECサイト、実店舗、サプライチェーンなどに点在するデータを一元管理し、EC事業者が持つ業務課題を網羅的に解決する仕組みを構築する。

今回の記事では、同社の共同創業者でCOOの花岡宏明氏に聞いた事業モデルや構想に向けた取り組みを紹介する。

「プラットフォーマー」と「メーカー」の2面性で製品開発

SUPER STUDIOは林紘祐CEOと花岡COOらが2014年に共同創業した。動画メディアの運営から事業をスタートし、その後数年でシステムの受託開発などへと事業をピボットしてきた。

当時のECシステムは使いにくいものが多く「メーカーが本当に使いやすく、市場で勝てる機能を搭載したプラットフォームが必要」と考え、自前でのシステム開発に乗り出した。

2017年にEC基幹システム 「ecforce」を正式リリース。 現在は、ecforceを軸とした顧客のEC構築・運営支援D2Cブランド運営の2つが主力事業となっている。(動画メディア事業はクローズ済み)

ECシステムの「プラットフォーマー」とD2Cブランドを展開する「メーカー」の側面を持つからこそできる、自社サービスを日常業務で使い開発に活かす「ドッグフーディング」がサービスの品質向上につながっている。

累計700ブランドが導入、ユニリーバなど大手も利用

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