第二新卒の転職支援に参入、ジンジブが語る高卒就職の現状とは
高校生の就職支援を手掛けるジンジブ(大阪市)が、今秋にも高卒の第二新卒を対象とした転職・再就職の支援サービスを始める。
高校生の就活は基本的に、学校が斡旋する企業へ入ることがメインで一定期間は1人につき1社しか応募できないといった独自の慣習も多い。選択肢が少ないなか、わずか1ヶ月半で就職先を決めることがほとんどで、企業とのミスマッチが起こりやすい。
そのため高卒人材は入社後3年以内の離職率が4割前後と大卒よりも高く、就職支援サービスの少なさから、正社員としての再就職先の決定が難しいという課題を抱えている。
ジンジブは新卒就職から始まる「社会の入り口」だけでなく、転職・再就職にもサービス範囲を拡大し、高卒人材市場でのポジションをより強固なものにしていく考えだ。
現在、ジンジブで経営企画を担当する取締役の新田圭氏に、足元の市場の状況や新サービスの特徴を聞いた。
【略歴】にった・けい ワッツにて店長、管理部門の財務を経験。その後エレコムやハウスドゥで財務に携わった後にやる気スイッチグループの取締役に就任。2017年、人と未来グループ(現ジンジブ)に入社。2018年より現職。経営企画部とキャリア教育開発部を統括する。