顧客の売上成長率「300%」、EC支援のACROVEの事業モデルと今後の展望

顧客の売上成長率「300%」、EC支援のACROVEの事業モデルと今後の展望

ーー顧客ブランドの売上高は年平均で300%成長。こんな驚異的な実績を叩き出しているのが、EC支援のACROVE(アクローブ、東京都新宿区)だ。

独自開発のEC専用BIツール「ACROVE FORCE」はAmazonや楽天、ヤフーといったECモールでの販売データを横断して管理・分析できる。また、モールの商品掲載アルゴリズムの変更などを素早く察知し、最適な施策の実行にも繋げられる。

顧客企業には高級家電ブランドも名を連ね、導入企業は約100社に拡大した。とある企業ではECモールでの月の売り上げが、一年半で50倍になった事例もあり、実績が新規顧客を呼び寄せている。

もう一つ注力しているのが、ブランドの買収だ。ECモールで商品を展開するブランドを取得し、BIツールを活用して売り上げを伸ばし収益を得る。

提携ブランドや自社ブランドの支援を通じて、分析ツールにはさまざまなデータが蓄積されていく。これを繰り返すことで分析の精度が高まり、より効果的な施策が打てる好循環を生み出している。

今回の記事では、同社のビジネスモデルを解説し、代表取締役の荒井俊亮氏に聞いた強みと展望についても紹介する。

コロナ禍でEC支援に事業転換

荒井氏は学生時代から訪問販売やゲーム関連のメディアなど10以上の事業を立ち上げた経験があり、AnyMind Groupでの営業などを経て2018年に前身となるアノマを創業した。

アノマではえんどう豆から作るプロテインのD2Cブランドを展開していた。だが、2020年に入りコロナ禍により商品の通信販売を余儀なくされた周りの人たちから「EC運営を手伝ってほしい」との声を多く受け、ECの成長支援に事業を転換した。「より社会的価値の高いことに挑戦したくなった」(荒井氏)。  

同年に現在の社名に変更。とがった先端を意味する「ACRO」と果樹園を意味する「GROVE」を掛け合わせ、「長所を利用し、社会の果樹園(利益)を創出する」という理念を込めた。足元の社員数は約40人で平均年齢が25歳と若く、活気ある人材が集まっている。

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