【2016年12月期】ユーザベースの事業セグメント別業績まとめ
ユーザベース

2016年12月期のユーザベースの売上高は30億8160万円、経常利益2億2539万円

「経済情報で、世界をかえる」ことをミッションとしており、BtoBサービスである企業・業界分析プラットフォーム「SPEEDA」とBtoCサービスであるソーシャル経済ニュースプラットフォーム「NewsPicks」の2つの事業を運営。

子会社4社、関連会社1社を有する。以下は各事業の概要。

「SPEEDA」事業

企業・業界分析を行うすべてのビジネスパーソンのための法人向けオンライン情報プラットフォーム。金融機関、コンサルティングファーム、会計ファームや事業会社を顧客とし、日本とアジア諸国を中心に、世界12カ国で提供。

世界200カ国以上、400万社以上をカバーした企業の財務、株価データ、560を超える業界の地域別の分析レポート、統計データ、経済ニュース、約150万件ものM&A情報などにアクセスできるとのこと。

企業情報については世界中の上場企業のうち97%以上の企業と、国内約116万社、アジアを中心とした約280万社の見上場企業の会社概要、主要財務データなどを掲載。

企業の財務比較分析、株価分析、ヒストリカルマルチプル分析などの比較・時系列分析、開示資料の全文検索、ニュース検索、レポート検索、IRデータなど統計情報の検索が可能。

Excelにデータを直接ダウンロードできる「Excel Plug-in」機能も搭載している。

アカウントのIDを契約単位とし、利用者から毎月受領する月額の定額利用料金を主な収益源とする。オプション機能の契約によって追加で発生する月額収益のほか、他社が提供する企業のクレジットレポート、業界レポートの購入に応じて課金されるレポート料金もあるとのこと。

基本契約ID数の推移を見ると、国内1404、海外168で合計1572まで増えている。

「NewsPicks」事業

ソーシャル機能も備えた経済ニュースプラットフォーム。90以上の国内外のメディアが配信する経済ニュースを読むことができ、さらにオリジナルコンテンツを提供。

「SPEEDA」に格納されている企業財務情報・統計情報などのデータもワンストップで検索できる。

ユーザーは月額1500円(iOSのみ1400円)の有料会員登録することで、オリジナルコンテンツのすべてと、他媒体の有料コンテンツを読むことができる。

また、法人向けブランド広告サービスとして、「ブランドアカウント」「ブランドストーリー」「ブランドカテゴリー」「ブランドパネル」の4つを提供。

リクルーティング広告サービスとして、企業が採用活動をすることもできるらしい。

以下はユーザー数の推移。

会員ユーザー数は200万人を突破し、そのうち有料課金ユーザー数は3万1987人。

月間平均総DAUが55万人か。MAUも知りたいところだけど。


連結従業員190名のうち、126名が「SPEEDA」、44名が「NewsPicks」に従事。

最後に売上の内訳を見てみよう。

売上高30億円のうち、21億円がSPEEDA、9億円がNewsPicksから。

SPEEDAは前年比+37.8%、NewsPicksは前年比+160.8%の成長。