インフラ自動化ツールで開発者の人気を集めた「HashiCorp」が新規上場へ

インフラ自動化ツールで開発者の人気を集めた「HashiCorp」が新規上場へ

HashiCorp

ITインフラやネットワーキングなどの自動化ツールを開発する「HashiCorp」が近くニューヨーク証券取引所への新規上場を果たす。

HashiCorpは、ソフトウェア開発者にとっては有名な会社だ。設定ファイルをもとに仮想環境の構築を自動化する「Vagrant」は2013年ごろ、日本の開発者コミュニティでも大変な人気を集めた。

それから何年も経ち、多くのソリューションを展開するようになったが成長は続いている。総顧客数はグラフの通り急拡大を続け、直近では2,000社を超えた。

サーバー管理を行なったことのある方ならわかるが、ITインフラの運営保守は大変な仕事だ。各サーバーに同一の「環境」を構築するには、インストールされた無数のソフトウェアのバージョンを揃える必要がある。

手作業で行っている限り、それは難しい。あらゆるソフトウェアが絶えずアップデートされており、同じコマンドを走らせても同一の環境を再現できるとは限らないのである。

今回の記事では、HashiCorpとは一体どのような会社なのかについて、その沿革を紐解く。その上で、彼らがどんな事業モデルを構築し、今後も成長させようとしているのかについてご紹介する。

続きを読むには

Strainerプレミアムに
ご登録いただく必要があります。

初回30日間無料体験実施中!

無料で続きを読む
または
ログイン