今やスマホ世界シェア3位「Xiaomi」高価格帯が伸長、EV事業にも参入
中国のスマートフォンメーカー「Xiaomi(小米)」が好調だ。2021年1〜3月期の売上高は前年比55%増の769億元(≒1.3兆円)。四半期ベースで過去最高となった。
営業利益は同3.5倍の82億元(≒1400億円)。営業利益率は10.6%で、前年から6ポイント上昇した。
競合のファーウェイは米国政府の制裁を受けて凋落が続く。そのシェアを奪う形で躍進しているのがXiaomiだ。
Xiaomiが成長しているのは中国だけではない。グローバルでも急成長を続けている。スマホにとどまらず、スマート家電やAIアシスタントも手がけ、直近ではEV事業への参入も発表した。
かねてよりユニークな戦略を繰り広げてきたXiaomi。直近の決算報告、カンファレンスコールの内容を軸に、その取り組みを整理しよう。
まずは主力のスマートフォン事業。1〜3月の出荷台数は4940万台で、前年からは61.9%増。「世界の上位スマホメーカーの中で最も高い成長率だった」とAlain Lam CFOはアピールする。