英料理宅配Deliverooが上場!創業者の体験が原点、成長続くも逆風懸念
Deliveroo

イギリスのフードデリバリー大手「Deliveroo(デリバルー)」が3月末、ロンドン証券取引所に上場した。コロナ禍でレストランが宅配対応を余儀なくされるなか、急速に売上高を伸ばしている。一昨年にはAmazonも出資した注目企業だ。

2020年度の売上高は前年比54.3%増の11.9億ポンド(≒1800億円)と高成長。営業損益は2.2億ポンド(≒330億円)の赤字で、前年から赤字幅が縮小した。

市場からの評価は芳しくない。時価総額1兆円を超える期待のIPOだったが、株価は公開価格を下回って推移。ギグワーカーの保護を求める声が強まり、コスト負担が増す懸念が広がる。

今回のエントリでは、Deliverooの創業ストーリーやこれまでの取り組みを整理し、株価動向についても確認していきたい。

「TechCrunchは読んでこなかった」

Deliverooの創業者は、今もCEOを務めるウィル・シュー。ロンドン在住だが、生まれはアメリカ北東部のコネチカット州。両親は台湾人だ。

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