オンライン教育「KIYOラーニング」が新規上場へ:有料登録は累計7万人超

オンライン教育「KIYOラーニング」が新規上場へ:有料登録は累計7万人超

KIYOラーニング 関連資料

オンライン教育サービスを運営する「KIYOラーニング」(証券コード:7353)が東証マザーズへの新規上場を承認されました。

2019年12月期の通期売上は8.35億円(前年+37.1%)、経常損益は▲0.15億円となっています。今期は1Q20時点で2.51億円を売り上げており、通期で10億円を突破する勢い

コロナ禍もあって、昨今大きな注目が集まっているのがオンライン教育、いわゆる「Eラーニング」領域です。

Eラーニング市場で急速に業績を伸ばし続けている「KIYOラーニング」とは一体どんな企業なのか。上場目論見書をベースに整理していきたいと思います。

独自の勉強法が創業のきっかけ

まずは会社のバックグラウンドから確認しましょう。

創業者であり、現在も代表取締役社長である綾部貴淑氏は東工大の卒業生。

大学を卒業後、日本オラクル、IAFコンサルティングで勤めた後に、2010年にKIYOラーニングを創業しています。

創業のきっかけとなったのが、中小企業診断士資格取得への挑戦でした。

綾部氏はもともと起業に関心があり、将来的な起業に備え、働きながら中小起業診断士の資格取得に3度挑戦します。

1度目は通信講座を受講するも大量のテキストに耐えきれず断念。2度目は自作ノートを作って覚えようとするも、仕事と両立できず、再び断念します。

3度目の挑戦に際し、綾部氏は「これまでの失敗は学習法に問題があったのではないか」という仮説を立てます。そこで、文献やセミナーを通して、勉強法や心理学等を研究し、独自の勉強法を体系化します。この勉強法で3度目の資格取得に望んだところ、1年もかからずに取得することができました。

この経験から勉強法の大切さに気づき、自らの勉強法をベースとしたビジネスパーソン向けの「通勤講座」を開講。WEB集客だけで年間1,000人を超える受講者を集めることに成功します。

2010年には「KIYOラーニング株式会社」を設立。その後はEラーニングの潮流に乗って事業を拡大。設立から10年で上場承認にたどり着きました。

オンライン資格講座「スタディング」が中核事業

現在、KIYOラーニングの中核事業となっているのが、個人向けオンライン資格講座「スタディング」です。

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