売上の76%が大手キャリア向け「トビラシステムズ」通期決算まとめ

売上の76%が大手キャリア向け「トビラシステムズ」通期決算まとめ

トビラシステムズ

迷惑電話のフィルタリングサービスを大手キャリアを通じて提供する「トビラシステムズ」が12月10日、通期決算を発表しました。

売上高は9.82億円で、前年から+16.5%の増収。営業利益は4.06億円で、同じく+77.4%の増益になりました。

興味深いのは、売上が1.4億円増えたのに対し、営業利益が1.77億円増えていること。当たり前ですが理由はコストが減ったことで、販売管理費が3.61億円から3.18億円と、4,300万円ほど減っています。

この理由は、未上場だったこともあって非公開のようですが、トビラシステムズのコスト優位性を示しているのは明確です。大手キャリアを通じたシステム販売で成長する同社がどういう状況にあるのか、決算書を紐解いてみましょう。

月間利用者数が約369万人に

トビラシステムズの事業は、「迷惑情報フィルタ」「その他」の大きく2つに分けることができます。

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