おはようございます!
先日Facebookは、「政治広告は許されるべき」とする表明をCEOのマーク・ザッカーバーグ氏が行い、大きな議論を呼びました。
その一方、グループ内の別プロダクトであるInstagram、さらにその中の動画専用プラットフォーム「IGTV」では、別のルールを設けているようです。
IGTVは2018年6月にリリースされました。Facebookにとって数少ない脅威とも言える「YouTube」への当て馬とも言えるサービスですが、今の所はとても勝てそうにはありません。
Instagram自体は10億人を超えるユーザーがおり、強力なインフルエンサーも少なくありません。しかし、彼らが動画を投稿してくれれば、という目論見は大きく外れ、IGTVではほとんど動画を投稿してくれませんでした。
そこでInstagram側が取った選択肢が、「IGTV上に動画を投稿してくれるなら、コンテンツ作成費用を支援する」というもの。Bloombergの報道によると、最大の取引では「20投稿以上する代わり、25万ドル支援する」というものもあるそうです。かなり巨額ですね。
一方で、IGTVの場合にはFacebook本体とは相反するルールが追加されます。「政治的なコンテンツを含んではいけない」というのです。Facebookでは「問題なし」とされているわけなので、ポリシーとしては相反するもの。
グループ内で異なるポリシーが適用されるというのは、少し奇妙です。あくまで一時的なものなのか、根本的に重要な理由があるのか。今後どう動いていくのか気になるところです。
参考:Instagram Covers Celebrity Video Costs — If They Avoid Politics
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