デジタル社会でお金の流れが逆転?注目経済ニュースを図解

デジタル社会でお金の流れが逆転?注目経済ニュースを図解

おはようございます!

世界の「お金の流れ」に今、大きな変化が起こっています。 20世紀までの経済では、「家庭」がお金を将来のために貯蓄し、それが銀行預金などの形で「企業」に貸し出される。企業は調達したお金を設備投資に回り、経済全体が成長していく。

一方で「政府」は収支トントンで運営される。「家庭」「企業」「政府」が経済活動を行う大きな主体ですが、こうした構図が当然のものとされてきました。

デジタル社会になり、お金の流れが変わった

ところが、上記のような「資金循環」は、先進国では2000年以降、成立しなくなってしまいました。

まずは「企業」。かつて一番の「資金需要者」だった企業ですが、今ではすっかり「資金余剰」になりました。

デジタル社会における主たる「イノベーション」には、必ずしも大きな資金が必要ありません。世界を牛耳るGAFAを筆頭に、トッププレイヤーたちは既に腐るほどのキャッシュフローを生み出しています。

「家庭」は全体として「資金余剰」の状態が続いています。高齢化によって貯金が取り崩され、資金余剰は解消されていく、とも思われましたが、実際には若者を筆頭にお金を「溜め込む」人の割合が増えています。

企業と家庭がお金を余らせていて、それでは誰が吸い上げているかというと「政府」です。日米欧では過去30年の政府部門の資金不足が累計で37兆ドルに達し、企業と家計の余剰分(34兆ドル)がすべて政府の借金などで吸収されました。

政府の「借金」は、国内で回っている限り、民間の「資産」でもあります。しかし、これが進んでいった先に、世の中は一体どうなっていくのでしょうか。

参考:資金循環 ゆがみ拡大

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