おはようございます!
Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは、「言論の自由」を理由に、政治的な広告についてファクトチェックなどを行わない方針を表明しています。
外野からは「Facebookには『拡声器』としての影響力があるから、規制は必要だ」という声も出ています。今や世界的なプラットフォームになったFacebookが世論に与える影響が大きいのは確か。
その一方、我らがTwitterは全く別の方針を掲げました。
Twitterのジャック・ドーシーCEOは、ザッカーバーグ氏の上のような方針をTwitter上で(暗に、しかし)痛烈に批判しました。
ジャック・ドーシー氏は、これは決して「言論の自由」の問題などではない、「情報の流通にお金が払われるべきか」という問題だと指摘。確かに、政治広告が禁止されても(政治的な)投稿はできるので、言論の自由は関係ありませんね。
ドーシー氏は、「政治的な投稿は、見る人が『それを広めたい』と思った時に拡散されるべきもので、広告にお金を払われるべきではない。広告がオッケーになると、人々が見たくもないのに政治的内容が拡散することを許してしまう」とツイート。
これまで、お金を使わなくても一般に受け入れられる政治的活動は多く存在したし、そういうものだけが成長すると思うとも発言。
こうしてみると、プラットフォームとはいえ巨大メディアを運営するというのは、高度に「政治的」な判断が必要になってくるものなのですね。ザッカーバーグ氏は、決算コールで「政治広告による売上は、全体の0.5%にも満たない」と「お金のため」ではないことをアピールしています。
アメリカではNetflixからHulu、ディズニーに至るまで、「動画ストリーミング」による一大メディア戦争が勃発しています。この戦争に、日本の「スタジオジブリ」も巻き込まれることになりました。