中国版「ナイキ」がスポーツ用品の「LVMH」へ!?厳選経済ニュース5本を図解

おはようございます!

今回は海外ニュースを中心に集めてみました。どうしても中国の話題が多くなるのは避けられませんね。中国の小売市場は2019年、ついにアメリカを超えるそうです。

2027年にはGDPでもアメリカと中国が逆転すると言われる中、貿易戦争も佳境に入ってきました。

中国の「ナイキ」がグローバル市場進出を目指す

中国の大手スポーツ用品メーカー「ANTA」という企業をご存知でしょうか。

1991年に創業したANTAは、マルチブランドを展開するスポーツアパレル企業。「中国のナイキ」とも言われますが、『FILA』や『DESCENTE』など海外ブランドの中国販売も手がけています。

2017年には中国最高指導者の習近平氏がANTAのパーカーを着てテレビに出演したことでも話題に。日頃は企業ロゴのついた服など着ない習氏ですから、市場からの注目を集め、同社の株価は2日で8%も値上がりしました。

その後もANTAは事業を拡大。430億ドル規模と言われる中国のスポーツ用品市場において、ナイキ(23%)やアディダス(20%)についで15%のマーケットシェアを占めています。2013年時点では8.7%に過ぎませんでした。

中国の小売市場はまさに今年、アメリカを超えて世界最大になる見込み。

現状、中国以外の認知度はほとんどないANTAですが、社長のZheng氏は「スポーツ用品界のLVMHを目指す」と野心的。じっくり時間をかけて海外進出も狙っており、もしかすると数年後、ANTA製品を日本でも見られる日がくるかもしれません。

参考:With Xi in Its Corner, the Nike of China Wants to Go Global

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