中国の不動産スタートアップ『QK365.COM』がナスダックに新規上場
中国の不動産スタートアップ「QK365.COM」の上場申請書が提出された。QK365.COMはインターネットを通じて中国の若者向けに賃貸アパートメントを提供している。
QK365.COMは2012年にNewsion Venture Capitalから資金調達を実施。その資金を元手に『QingKe Apartment』という賃貸住居サービスを運営開始した。
その後中国モバイルインターネットの波にうまく乗れたこともあり、2017年には6万もの賃貸住居を管理し、累計170万人以上の若者に住居を提供してきた実績がある。
足元の数値を見ると、2018年9月期の売上は8.9億元(≒133.5億円)ほど。営業損失は▲4.26億元(≒▲63.9億円)に拡大している。2019年は3Qまでで売上8.98億元(≒134.7億円)と、すでに2018年通期の売上を超えている。
インターネットを通じて中国の若者向けに賃貸住居を提供している『QK365.COM』だが、一体どのような特徴があるのだろうか。QK365.COMのビジネスモデルから中国の不動産賃貸市場まで合わせて整理していきたい。
QK365.COMは"中国の若者1,000万人に賃貸アパートメントを提供する"というビジョンの元、不動産プラットフォームを展開している。