デニムブランド「Madewell」が新規上場:倒産寸前のJ.Crewからスピンオフ

デニムブランド「Madewell」が新規上場:倒産寸前のJ.Crewからスピンオフ

アメリカのアパレル企業「Madewell」を傘下に持つChinos Holdingsが上場申請書類を提出しました。

Madewellは高級ファッションブランド「J.Crew」が2006年にM&Aで取得したデニム中心のカジュアル向けラインです。

J.Crew自体は1983年の創業で、最初は通販カタログからスタートしました。事業が軌道に乗るとリアル店舗に進出し、アメリカで200店舗近くまで出店を重ねます。

1997年にTPG Capitalが買収し、2006年にIPOを果たしました。その後、2010年にTPG Capitalが再び買収しています。近年は業績が悪化しており、2014年にユニクロを運営するファーストリテイリングによる買収案が浮上するも実現せず。昨年にはドラクスラーCEOなど経営陣が相次いで辞任していました。

Chinos Holdings全体の業績は横ばいで推移。売上は25億ドル弱、18/2期は営業損失を計上しています。

破産報道のあったフォーエバー21が日本から撤退するなど激変するアパレル業界。J.Crewグループは好調な「Madewell」をスピンオフしてIPOすることで資金調達を目指していると言われています。人気ブランドの財政状態は一体どうなっているのでしょうか。

J.Crewグループは債務超過で倒産寸前の状況

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