アメリカで歯科矯正キットを販売している『SmileDirectClub』の上場申請書が発表されました。
SmileDirectClubは現CEOであるJordan KatzmanとAlex Fenkellによって2014年にテネシー州ナッシュビルで創業されました。
そもそも創業者2人が最初に出会ったのが13歳の時のサマーキャンプ。サマーキャンプで出会った後も彼らは親交を続け、16歳の時に初めて車関係の事業立ち上げを経験。地域密着型のビジネスだったのでそこまでスケールさせる気は無かったようです。
そして大学卒業後、彼らが新たに取り掛かったのが決済サービスの開発です。P2Pの送金アプリを作り、ある程度の成功を納めましたが当時アメリカで大成功している決済アプリVenmo(後にPayPalが買収)があったこともあり、結局はピボット。
次に取り掛かったのが今回IPOすることになる歯科矯正マウスピース『SmileDirectClub』だったのです。彼らはサマーキャンプで出会った時、どちらも歯並びが悪かったことから歯科矯正をした経験あり、結局その原体験がSmileDirectClubの創業に繋がりました。
2014年に創業されたSmileDirectClub(以下SDCに略)ですが、2016年にはリアル店舗をオープン。2018年にはカナダに、2019年にはオーストラリアに進出しています。
SDCの業績推移を見てみると2017年には1.5億ドルだった売上が、2018年には4.2億ドルに増加(YoY+190%)しています。さらに2019年上半期の売上は3.7億ドルと、この調子でいけば来四半期には2018年通期の売上を超えそうです。
売上が急成長してる一方で、営業損失も拡大。2018年通期の営業損失は▲4,556万ドルに拡大しています。
四半期別の業績推移を見ていくと売上が右肩上がりに増加していることがわかります。
急速な売上成長を遂げているSDCですが、一体どのような事業を展開しているのでしょうか。
SDGは現在アメリカを中心(カナダ、オーストラリア、イギリス、プエルトリコ)に歯科矯正マウスピースを販売。