アメリカvs中国で世界株安の動き 今朝の厳選ニュース10本
Stockclip編集部が今朝チェックしておきたい注目ニュース10本を厳選。300字程度でコンパクトにお届けします。
アメリカ財務省は現地時間5日、中国を「為替操作国」に指定したと発表しました。
China dropped the price of their currency to an almost a historic low. It’s called “currency manipulation.” Are you listening Federal Reserve? This is a major violation which will greatly weaken China over time!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) August 5, 2019
「為替操作国」とは、"貿易で有利になるよう意図的に通貨を切り下げている(自国通貨安に誘導している)"としてアメリカが一方的に認定した国を指します。認定条件は3つ。
1. 貿易収支:対米貿易黒字が年間200億ドル以上
2. 経常収支:経常黒字がGDP比2%以上
3. 一方的な為替介入:為替介入による外貨購入が1年で6カ月以上、かつ、GDP比2%以上
米アメリカが為替操作国を指定するのは1994年(クリントン政権時)に中国を認定して以来25年ぶりです。
ムニューシン財務長官は声明で「中国の通貨切り下げの目的は、国際貿易で不公正な競争優位を得るためだ」と指摘し、G20参加国による「競争的な通貨切り下げの自制」の約束にも違反していると批判しました。対立激化の懸念から各国市場は同時株安の動き。NYダウは2019年最大の下落幅となる▲767ドル安となりました。
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