【2016年11月期】象印マホービンの業績

象印マホービン

2016年11月期の売上高は892億円、経常利益118億円。

製造部門では調理家電製品、リビング製品、生活家電製品などを製造しているほか、販売・物流部門を有している。製品区分の概要は次の通り。

調理家電製品

IH炊飯ジャー、マイコン炊飯ジャーなどの炊飯器を製造。

その他、電気調理器具としてオーブントースターやホットプレート、圧力IHなべなども扱う。電気ポットやグリルなべ、ホームベーカリーも。

リビング製品

ステンレスマグ、飲み方を2通りから選べる2WAYボトル、ステンレスフードじゃー、ステンレスマホービンなど。弁当箱や水筒、というイメージ。

生活家電製品

加湿器やふとん乾燥機、空気清浄機など。


連結従業員数の内訳は次の通り。

連結従業員数1308人の内訳を見ると、生産・開発部門に489人、販売部門に455人、その他の部門に364人が従事している。


販売実績の内訳

売上高892億円の内訳。調理家電製品が601億円を売り上げ、全体の67.4%を占める。リビング製品の売上は246億円(27.5%)、生活家電製品は28億円(3.2%)。

販売相手先の10.1%は株式会社ヤマダ電機となっている。


地域ごとの売上高

売上高892億円の地域ごと内訳。日本は617億円を売り上げ、全体の69.1%を占める。中国が96億円(10.8%)、その他アジアが107.9億円(12.1%)、北米が64億円(7.2%)の売上。

地域別の利益

日本での利益は768億円、アジアでは261億円、北米では65億円ほどを稼いでいる。その他の地域では201億円の赤字。


コスト構造

売上高892億円に対して、売上原価は562億円、販管費(販売費及び一般管理費)が209億円となっている。

販管費のうち、最も大きいのは給与手当で40.74億円、続いて広告宣伝費が29.66億円となっている。業務委託費も20.18億円と大きな割合を占めている。運賃が18.38億円というのはよくわからん。研究開発費は6.08億円。

資産と負債の状態

総資産は880億円、純資産は611億円となっており、自己資本比率がかなり高い。

純資産611億円のうち、株主資本合計が599億円。

流動負債は213億円、固定負債は56億円となっている。


資産の部を見ると、流動資産が646億円、固定資産が234億円と報告されている。

固定資産のうち、有形固定資産は127億円で、無形固定資産が27億円、投資その他の資産が80億円となっている。