レイ・ダリオが語る「次のパラダイム・シフト」とは(前編)
世界最大のヘッジファンドと言われるブリッジウォーター・アソシエイツ。
その創業者であるレイ・ダリオ氏が、LinkedInに「Paradigm Shifts」というエントリを公開しました。
そこでは、過去100年のアメリカで起こったパラダイム・シフトと、ダリオ氏が次に来ると考えるパラダイム・シフトについて述べられています。
非常に示唆に富む内容なので、ダリオ氏が述べた内容を自分なりにアレンジして、まとめてみたいと思います。
前編では、マーケットの「パラダイム・シフト」とは一体どういうことなのかを中心にまとめます。
マーケットというものは、比較的長い期間(10年前後)の間、一定のルールに基づいて動き続ける性質があります。
そのルールを「パラダイム」と呼び、ルールが変わることを「パラダイム・シフト」と呼んでいるわけです。
興味深いのは、パラダイム・シフトが起こってしまった後は、それまでとは「真反対」の新たなパラダイムに転換するということ。
そして、それぞれのパラダイムにおいては、共通して次のような傾向が見られると言います。