モーニングスターの歴史と2017年1Q業績まとめ

モーニングスター

モーニングスターは米国のメディア企業で、主に個人投資家を対象としたさまざまなメディアサービスを運営。まずは背景についてざっくりと。

モーニングスターの歴史

1984年、当時27歳の株式アナリストだったジョー・マンスエトが、一般の個人投資家が機関投資家と同じ情報にアクセスできないのはフェアではないと考えて立ち上げたのがモーニングスターである。

初めは7名の従業員とともに400の投資商品をカバーし、一般向けの投資リサーチをジョー・マンスエトのシカゴのアパートから提供し始めた。

1985年にはミューチュアル・ファンドの「モーニングスター・レイティング」を公開。

現在は、27カ国で従業員4595名、54万を超える投資商品を扱うグローバル企業となった。

2017年1Q業績

文字が多い。

四半期売上高はおよそ2.1億ドルで、前年同期比+9.1%の成長

・2016年12月に買収した「ピッチブック」はそのうち1310万ドルの売上

・営業利益は32.8%減少し、2840万ドルとなった

・営業費用の増加3130万ドルのうち、ピッチブックの買収費用が1870万ドル

・ピッチブックを除くと、営業利益は前年同期比-19.7%の3390万ドルとなる

・2017年の売上は年間目標に近かったため、ボーナス費用が350万ドル増加

・営業キャッシュフローは4650万ドルで資本支出は1430万ドルとなり、3220万ドルのフリーキャッシュフローを生み出した(前年同期比+3430万ドル)

・フリーキャッシュフロー増加の要因の一部は、2016年の所得税支払いタイミング

・毎年、1Qはボーナスの支払いのためにキャッシュフローが低くなる傾向

・以下の5つの分野において、グループ全体で2017年1Qは9.2%のオーガニック増収

・ワークプレイス・ソリューションズの運用・助言の資産は25.3%増加し1116億ドルとなった

・2017年3月31日時点でのモーニングスター・ダイレクトのライセンスは9.6%増加して12928となった

・モーニングスター・マネージド・ポートフォリオの運用・助言の資産は22.9%増えて3270億ドルとなった

・モーニングスター・クレジット・レイティングスは7つの新しく発行されたレーティングを完了(1年前は11)。

・モーニングスター・データの売上は7.8%増えて3830万ドルとなった

ピッチブック・プラットフォームのライセンスは39.1%増えて10227となった

・2017年3月末時点で、現金及び現金同等物と投資資産の合計は3億1750万ドル、長期負債は2億3500万ドル

・990万ドルを四半期配当として支払った

・2017年1Qにおよそ2800の自社株式を20万ドルで購入