東京の土地取引はバブル期の半分にまで減少!「不動産業界」統計データまとめ:その②不動産流通

(①「不動産開発」編のつづき)

国内市場が40兆円規模と、とてつもなく大きな不動産市場。シリーズ第2編は「不動産流通」です。

不動産開発は物件を「作り出す」というものでしたが、不動産流通では文字通り「物件の流通(やりとり)」がテーマです。

まずはバブル期以来の土地取引件数の推移を見てみましょう。

全体の土地取引数は1989年度には226万件ありましたが、2011年度には114万件に半減。

その後、2017年度には132万件と少し回復しています。

バブル期には226万件中65%が東京でしたが、2017年度には53%程度にまで低下。それでも土地取引の半分以上が東京圏です。

大阪圏は年間30万件から40万件の間で安定して推移していますね。

今のところ、大きく変わったのは東京だけのようにも見えます。

土地の「売却」「購入」主体の変化:個人が法人へ土地を売却する流れ?

これらの取引を行なっているのは誰なのか?を紐解くと、興味深い事実が浮かび上がってきます。

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