【無料公開】成功者になる方法 by サム・アルトマン

【無料公開】成功者になる方法 by サム・アルトマン

先日、一部で話題になっていたのがY Combinatorのサム・アルトマンによる「How To Be Successful」というブログ記事です。

非常に感銘を受けたのでダメ元でメールしてみたところ、代理の方から「翻訳していいけど、著者を明記してね」とお返事をいただいたので、翻訳記事を書いてみたいと思います。

ただ、文章自体は若干殴り書きっぽくてあまり翻訳しやすい文ではなかった(単に自分のスキル不足かもしれませんが)ため、若干の意訳を含めた内容になっていることはお断りしておきます。


ご存知ない方のために補足しておくと、YC(Y Combinator)はAirbnbやDropboxなど、数多くの大成功スタートアップを育てたインキュベーターであり、シード投資家です。

サム・アルトマンは、YC創立者のポール・グレアムから若くしてバトンを受け取った起業家であり、30代前半にしてYCの代表を務めています。


(ここから翻訳)

これまで何千人もの起業家たちを見てきて、一体何が「巨額のお金」や、「社会にとって重要なもの」を作り出すことにつながるのだろう、と考えてきた。

普通の人はまず前者からスタートして、やがて後者を欲しがるようになる場合が多い。

ここに記すのは、そのような並外れた成功を達成するための13の方法だ。

ある程度の成功を一度手に入れてしまえば、どれも実践することは難しくない。むしろ、並外れた成功を掴むために実践したくなるだろう(注1)。

しかし、どれも多くの人に適用できる考え方だ。


1. 自分自身に複利を働かせよう

複利は魔法だ。指数関数的な曲線こそが富を生み出すためのカギだ。

中規模のビジネスでも毎年50%ずつ成長すると、非常に短い期間で巨大になる。

真のネットワーク効果と巨大なスケーラビリティを備えたビジネスは稀だが、テクノロジーのおかげで、より多くのビジネスがそうなる。それを見つけて創り出すことには、多大な努力をつぎこむだけの価値がある。


自分自身についても、指数曲線的な成長が欲しいものだ。

自身の人生について、とどまることなく拡大する右肩上がりの軌道を描くことを目指すといい。複利効果の働くようなキャリアに向かっていくことが重要だ。ほとんどのキャリアは極めて直線的に前進する。

もしあなたが、20年の経験があろうと、2年しか経験がなかろうと大差ない、という仕事をしたくないのなら、効率よく学び続けなくてはならない。

キャリアが前進するにつれ、より多くの成果を出せるようにならなくてはならない。こうしたレバレッジを生み出す方法には「資本」「テクノロジー」「ブランド」「ネットワーク効果」「マネジメント」など、いくつもの方法がある。


お金やステータス、世界へのインパクトなど、あなたが成功だと思う基準に、ゼロをもう一つ追加してみるといい。

私は、プロジェクトの間に必要な時間をたっぷりとる。だけどいつだって、もし次のプロジェクトが成功したら、私のキャリアの残り全てをオマケのように見せてくれるものであって欲しい。

ほとんどの人たちは、直線的な機会という沼にはまっている。大きさな変化に集中するためには、小さなチャンスはスルーしてしまうといい。

私が思うに、ビジネスにおける最大の競争優位性は、ものごとを広く長期的に考えられることだ。

これは会社だろうと個人のキャリアだろうと同じだ。全く異なる社会システムが実現したときにどうなるか、広く考えられることが大事だ。

複利的な成長のすごいところの一つは、遠い未来が最も重要だという点だ。世の中には真に長期目線で考えられる人はほとんどいないため、それができる人たちに市場は褒美を与える。

指数関数の力を信じて、忍耐強く、嬉しい驚きをゲットしよう。


2. ほとんど過剰なほど自分を信じよう

自分を信じることは、すごくパワフルだ。私が知っている成功者のほとんどは、ほとんど勘違いに近いレベルで自分のことを信じている。

早くから自信を育てよう。

自分の判断がよかったり、きちんと結果を出せることを証明し続けて、自分自身への信頼を強めよう。

もしあなたが自分自身を信頼しないなら、未来に関して逆張り的なアイデアを生み出すのは難しい。だけど、大きな価値はここから生み出される。


覚えているのは、何年も前にイーロン・マスクがSpaceXの工場を見学させてくれたときのことだ。

彼はロケット製造の各部分について細かく話してくれたが、記憶に残っているのは火星に大きなロケットを送ることについて語った彼の絶対的な自信だ。

私は「なるほど、これは『確信』がどう見えるかの基準になるな」と思った。


自分自身やチームの士気を管理するのは、どんな挑戦でも大きな課題の一つだ。自分に自信がなければ、ほとんど不可能だ。

そして残念だが、野心的になればなるほど、世界があなたをがっかりさせようとするだろう。

大成功した人のほとんどは、少なくとも最初は多くの人が間違っていると考えた時に正しい選択をした。そうでなければ、もっと激しい競争があったはずだ。


自信は、自覚とバランスがとれてなくてはならない。

私はかつて、あらゆる批判を毛嫌いし、積極的に避けてきた。今ではできる限り(それが正しいという前提のもと)聞くようにして、その上で自分がどう行動したいかを決める。真実を追求するのは大変だし痛みも伴うが、それこそが自信と勘違いを別にするものだ。

このバランスによって、先入観に縛られたり、現実を把握できない事態を避けることもできる。

3. 独立性をもって考えることを学ぼう

起業家精神を教えるのは難しい。それは「オリジナルの思考」を教えるのがとても難しいからだ。

学校教育はこれを教える場所ではない。実際、一般には逆効果になる。だから、あなた自身も自分で育てていく必要がある。

第一原理から考えて、新しいアイデアを生み出そうとするのは楽しいし、そのアイデアを交換する人たちを見つけるのは、これを育てる素晴らしい方法だ。

その次のステップは、現実世界でアイデアを試す簡単で早い方法を見つけることだ。

「私は何回も失敗するだろうが、一度はめっちゃ正しくなるはず」というのが起業家のやり方だ。幸運を掴めるように、自分にたくさんのチャンスを与える必要がある。

学ぶべき最もパワフルな教訓の一つは、解決策が無いように見える時もやるべきことは見つけられるということだ。

こうしたケースを数多く経験するにつれ、どんどん自信も増す。やり抜く力というのは、ノックアウトされた後にでも立ち上がれることを学ぶことで得られる。

4.「売り込むこと」に得意になろう

自信だけでは十分じゃない。他の人に対しても、自分が信じるものについて説得できなくてはならない。

素晴らしいキャリアには概して、大なり小なり「売り込む」側面がある。

自分の計画を顧客や従業員候補、メディア、投資家などに伝道していく必要がある。

そのためには心を動かすビジョンと、力強いコミュニケーション能力、ある種のカリスマ性、実行力についての証拠が必要だ。

コミュニケーションを得意になること、特に書き言葉は、訓練する価値のある能力だ。

クリアにコミュニケーションをとるための最高のアドバイスは、まず自分の思考がクリアだということを確かめて、平易で簡潔な言葉を使うことだ。

売り込むことを得意になる最高の方法は、売り込むものについて心の底から信じ込むことだ。自分が本当に信じているものを売ることは素晴らしいし、インチキ品を売ろうとするのは気分が悪い。

売り込みを得意になるのは、他のどんなスキルを改善するのと同じだ。

どんな人でも訓練すれば良くなる。しかしなぜか、もしかするとそれが大変なので、多くの人たちが習得することができないスキルだと思い込んでいる。

もう一つ、大きな売り込みのコツを話すと、大事な時はいつでも顔を見せることだ。

私が駆け出しのころ、いつでも喜んで飛行機に乗った。多くは不必要だったが、3回ほどキャリアを変えるような大きなターニングポイントをもたらしてくれた。それなしで今の自分はないだろう。

5. リスクを取りやすくしよう

多くの人たちはリスクを過剰評価して、得られるものを過小評価する。

リスクを取るのが重要なのは、常に正しくあることは不可能だからだ。数多くのことを試して、学ぶとともに素早く適応する必要がある。


キャリアの初期の方がリスクを取りやすいのが普通だ。失うものが少なく、アップサイドは大きい。

日常で必要なものが事足りる水準に達したと思ったら、リスクを取りやすくなるような工夫をした方がいい。

間違っていたら全額失うけど、もし正しければ100倍のリターンが出るような小さな賭けを探そう。それから掛け金を徐々に大きくしていこう。


だけど、あまり長く溜め込むのはよくない。Y Combinatorで、GoogleやFacebookで長い間働いてきた創業者たちによくある問題に気づいた。

人間が快適な生活、予測できる仕事、成功しているという評判になれてしまうと、そこから離れるのは難しい。(そして、人は自分のライフスタイルを翌年のサラリーに最適化する驚くべき能力を持っている)

もし辞めることができても、戻ることへの誘惑は大きい。それは簡単だし、人間には短期の損得と利便性を長期の達成感よりも優先するという性質がある

しかし、あなたがトレッドミルの上にいないなら、自分の直感にしたがって本当に面白くなるかもしれないことに時間を使える。

生活を低コストで柔軟に保っておくのは、これをやるためのパワフルな方法だが、トレードオフもあるのは明らかだ。

6. 集中しよう

フォーカスは、仕事の増力要素だ。

私がこれまでに会った人のほどんど全ては、何にフォーカスするかを考える時間をもう少し取れば、もっと良かっただろう。正しいことに取り組むのは、長時間働くよりもはるかに重要なことだ。

ほとんどの人たちは、どうでもいいことに時間を無駄にしてしまう。

何をするべきかがわかったなら、小さな一握りの優先事項を素早くやり遂げることに猛進するべきだ。

私は未だ、ゆっくり動く人で成功している人に会ったことがない。

7. 一生懸命働こう

自分の領域において、スマートに働くか、一生懸命に働けば、90%までは達することができる。

それだけでも大したものだが、99%にたどり着くには両方できていないといけない。素晴らしいアイデアと、ハードに働く気概を持った才能ある人たちと競争することになるのだ。


極端な人たちは極端な結果を生む。

長時間働くことは、人生の大きなトレードオフをもたらすし、やらないと決めるのは完璧に合理的だ。

しかし、たくさんの利点もある。

多くの場合、勢いというものは加速するものだし、成功が次の成功を生むのだ。そして、こいつが本当に楽しい。

人生における素晴らしい喜びの一つは、目的を見つけ、それに卓越し、自分より大きい何かに対するインパクトをもてると知ることだ。

とあるYCの創業者は、大企業での仕事を辞めて、自分のインパクトを最大化するために働くことがどんなに幸せで達成感があるかを話してくれた。そうやって一生懸命働くことは、祝福されるべきだ。

どうして、ハードワークがアメリカの一部で「悪いこと」になったのかよく分からないが、これは世界の他の場所では正しくない。アメリカ外の起業家が生み出したエネルギーが、早くも新しい基準となった。

燃え尽きることなく、ハードワークをする方法を知る必要はある。

自分自身のやり方を見つけるべきだが、誰にでも当てはまることとしては、好きなことを見つけ、長時間一緒にいることを喜べる人たちと一緒にやることだ。

思うに、(人生の一部で)長時間働くこともなく、プロとして大きく成功している風を装う人の仕事は、クソみたいなもんだ。

実際、仕事のスタミナは長期的な成功のための大きな予測ファクターの一つなんだ。

ハードワークに関する考えをもう一つ:キャリアの最初にやろう。

ハードワークは金利のように積み上がるから、早く始めるほど利点も大きい。また、他の責任が少ない時の方がハードワークをするのは容易だし、それはたいてい、若い間だ。

8. 大胆になろう

簡単なスタートアップをやるよりも、ハードなスタートアップをやる方が容易だと私は信じている。

人は何か面白いことの一部でありたいし、自分の仕事が重要だと感じたい。

もし、重要な問題について取り組んでいるなら、手助けしたい人たちの追い風を絶えず受けることができるだろう。

自分自身をもっと野心的にして、本当にやりたいことに取り組むのを恐れないようにしよう。

もし他の人たちがミーム企業をスタートしているけど、あなたは遺伝子編集の会社を作りたいなら、そうしよう。二の足を踏まなくていい。

自分の好奇心に従おう。自分にとってワクワクすることは、他の人たちにとってもワクワクするものだから。

9. 頑固になろう

世界は驚くほど、あなたが思うように変えることができるというのは大きな秘密だ。ほとんどの人はやってみようともしないし、物事をあるがまま受け入れるだけだ。

人には、物事を起こすためのとんでもないキャパシティがある。

自分を疑うこと、あまりに早く諦めること、十分に頑張らないことなどが原因で、ほとんどの人たちは限界の近くにすらたどり着くことができない。

欲しいものは欲しがろう。普通は手に入らないし、拒絶されるのは辛いこともある。しかしうまくいく時には、ビックリするほどうまくいく。

ほとんどいつでも、「うまくいくまでやり続けるし、どんな課題が出てきても解決する」と言う人たちが、ガチで成功する。彼らは、自分自身に成功の幸運を与えられる程度に忍耐強いんだ。

私にとってAirbnbがこの基準だ。

彼らに関するお話はたくさんあって、私はそれを真似することはすすめない(クレジットカードを限度額まで使い切る、格安シリアルで食いつなぐなど)が、彼らは幸運を迎えるのに必要な時間生き延びたので、成功した。

頑固になるには、楽観的でないといけない。これが訓練で改善できる人格的性質であるとよいが。私は大成功して悲観的な人に会ったことがない。

10. 競争しづらい相手になろう

ほとんどの人たちは、企業は競争相手にしづらい場合に、最も価値が上がると理解している。これは重要だし、明らかに正しい。

しかし、これは個人であるあなた自身にも当てはまる。もしあなたがやることが、他の誰かにもできることなら、いずれそうなるだろうし、お金の稼ぎも小さくなる。

競争しづらくなるための最高の方法は、レバレッジを積み上げることだ。

例えば個人的な関係性だったり、強い個人ブランドを作ることだったり、複数の領域の交差点に強みを持つことなど。他にも多くの戦略はあるが、何らかの方法を見つけないといけない。

ほとんどの人たちは、近くにいる人がやることを真似する。こうした後追いの行動は通常、間違いだ。もし、他の誰もがやっていることをやるなら、あなたは決して競争しづらい相手にはなれない。

11. ネットワークを作り上げよう

素晴らしい仕事にはチームが必要だ。

一緒に働く才能ある人たちのネットワークを作ることは、素晴らしいキャリアには欠かせない。本当に能力ある人たちのネットワークの大きさが、時としてあなたが達成できることのリミッターとなる。


ネットワークを作る効果的な方法は、できるだけ人を助けることだ。

長い時間をかけてこれをやることが、私のキャリアに最大の機会をもたらしてきたし、私が行なった4つのベストな投資のうち3つをもたらしてくれた。

10年前にある創業者を手助けしたおかげで、何か良いことが自分に返ってくるといったことがよく起こるので、いつも驚いている。


ネットワークを作るベストな方法のもう一つは、一緒に働く人を本当に大切にするという評判を築くことだ。

アップサイドを共有することに過度に寛大になろう。それはあなたに10倍で返ってくる。

また、人が得意なことを評価する方法を学んで、彼らを適した役割に入れよう。(これこそ私がマネジメントについて学んだもっとも重要なことだ)

あなたは、人が想定より高いパフォーマンスを上げられるようハードに励ますべきだが、燃え尽きさせるほどではいけない。


誰もが何かしら得意なことを持っているものだ。自分自身を弱みではなく、強みで定義しよう。

弱みを認めてやりくりする方法を見つけよう。弱みのせいでやりたいことを躊躇してはいけない。

「私はXができない、なぜならYが苦手だから」は起業家から驚くほど多くよく聞くが、創造性が足りないだけだ。

欠点を補完する最高の方法は、単に同じことを得意とする人を雇うのではなく、補完的なチームメンバーを採用することだ。


ネットワークを作ることで特に価値のあるのは、未発見の才能を発見することだ。

知性、行動力、創造性などを素早く見つけることは、訓練によって容易になる。

これを学ぶもっとも簡単な方法は、ひたすら多くの人に会って、あなたに印象を与えた人とそうで無い人がその後どうなったかを追い続けることだ。

覚えておいて欲しいのは、成長の率を見るべきなのであって、経験やその時点までに達成したことを過剰に評価しないことだ。


私は、新しい人に会う時「この人は神がかっているか?(Is this person a force of nature?)」を考える。これは、すごいことを達成しそうな人を見つけるとても良いヒューリスティックになる。


ネットワークを作る特別なケースは、あなたに賭けてくれる卓越した誰かを見つけることだ。

理想的にはキャリアの初期がいい。そのためのベストな方法は、驚くなかれ、自分のを外れて人を助けることだ。(いずれ後になって恩返しすることを忘れないように!)

最後に、あなたの野心をサポートしてくれるポジティブな人たちと自分の時間を過ごそう。

12. 物を所有することによって裕福になる

私の子供時代で最大の経済的なことへの誤解は、人々は高給によってお金持ちになるということだった。いくつかの例外(例えばエンターテイナー)はあるが、サラリーでフォーブズのリストにのった人は歴史上ほとんどいない。

あなたが真にお金持ちになるのは、価値が急速に拡大していくものを所有することによってだ。

これはビジネスの一部分だったり、不動産、自然資源、知的財産、あるいは似たようなものかもしれない。しかしどちらにせよ、あなたはただ時間を売るのではなく、何かの株式を所有する必要がある。時間は直線的にしか増えない。

ものごとの価値を急速に増大させるベストな方法は、人々が欲しいものをつくって大きくすることだ。

13. 内的な動機で行動しよう

ほとんどの人たちは、主に外的な動機で動くものだ。他の人が感心するからやろう、とか。これは多くの理由で悪いが、特に重要なのは次の二つだ。

まず、常識的なアイデアで常識的なキャリアで働くことになってしまう。自分が思う以上に、他の人たちが自分が正しいことをやってると思うかどうかを気にするようになる。

これだと本当に面白い仕事をするのは難しくなるし、仮に面白くても、他の人がどのみちやっていた仕事だ。


二つ目として、通常、リスク計算を間違えてしまう。

他の人たちに追いついて、たとえ少しの間でも競争ゲームに負けないように必死になるだろう。

賢い人たちほど、そのような外的モチベーションに基づいた行動をとってしまう危険が大きい。

気をつけようとしても大した役には立たない。「模倣」という罠に陥らないためには、とても頑張らないといけないだろう。


私が知っているもっとも成功した人たちは、おもに内的動機に基づいている。

彼らは、自分自身を満足させるために、世界に何かを起こさなければならないと感じるから、仕事に取り組む。欲しいものなら何でも買えるほどお金を稼いで、十分な社会的ステータスを得て、もっと得たいという欲求がなくなったとき、これがあなたの成果をさらに拡大する唯一の動機になる。

だからこそ、その人のモチベーションが何かというのはとても重要なのだ。

これが、私が誰かについて最初に理解しようとすることだ。正しいモチベーションはルールで定めるには難しいが、それを手に入れた時にはわかるはずだ。


ジェシカ・リビングストンとポール・グレアムは私にとって内的動機のベンチマークだ。

YCは初めの数年、広く嘲笑われたもので、誰も大きな成功になるとは思わなかった。しかし、彼らはこれがうまくいったら世の中のためになると考え、人を助けるのが好きで、自分たちの新しいモデルは既存のモデルより良いと信じていた。

最終的には、あなたは自分の成功を、自分にとって重要な領域でどれだけ卓越した仕事をできたかによって判断するだろう。早くその方向にスタートを切れば、より遠くまで行ける。

自分が執着しないことで大きく成功するのは難しい。


注1:コメントへの返信

ベーシックインカムについて私がワクワクする理由の一つは、より多くの人たちがリスクをとる自由を与えることで人のポテンシャルが解き放たれることだ。

それまでは、幸運な生まれや、フルスイングするために頑張ることが必要だった。もしあなたが極端な貧困に生まれていたら、これは非常に難しい。

これは明らかに信じられないほど残念で、機会が均等に分配されていないのは非効率なことだ。

私自身はこれほど幸運な生まれでなかったら、ここにはいないだろうとうのは深く意識している。