次世代コンテンツ産業の事業構造とは?購読者数が1億人を超えたNetflixの決算数値を追う!
今回取り上げるのは、動画ストリーミングサービスを展開するNetflixです。
1997年にインターネットを利用した映画レンタル会社として設立され、1998年よりDVDのレンタルや購入ができるサイト「netflix.com」を開始しました。
1999年には格安でDVDを無制限レンタルできる月額サービスを開始。2002年にNASDAQ上場を果たします。
2005年には会員数が420万人に到達し、2007年より動画ストリーミング事業を開始。
2008年からはXbox 360やBlu-rayディスクプレイヤー、テレビ機器、PS3など、外部機器との連携を進めます。
2010年にカナダに進出すると、その後は南米やヨーロッパ、アジアなどにも事業を展開。2013年には「House of Cards」や「Orange is the new black」がヒット。
現在では190カ国で1億人を超える会員が利用するサービスとなりました。こちらが2016年末までの会員数の推移です。
2016年末はまだ9379万人でしたが、公式サイトによると現在は1億900万人以上とのこと。上のグラフを見ると成長は鈍化するどころか、ここ数年で加速していたことがわかります。
損益の推移です。
2016年の売上高は88億ドル、営業利益は3.8億ドルほどとなっています。営業利益率はおおむね10%以下と、利益率は高くありません。
2012年以降の収益構造の変化です。それ以前は国内の売上がほとんどだったようです。