今回取り上げるのは、アメリカのテクノロジー企業「Tableau Software（タブロー・ソフトウェア）」です。

タブロー・ソフトウェアは、企業向けにデータの視覚化ソフトウェアを提供する会社。

「ビジネスインテリジェンス（BI）ツール」という呼び方の方が一般的かもしれません。

タブロー・ソフトウェアは、スタンフォード大学出身の三人が集まり、「データへの情熱」をもって2003年に創業されました。

ソフトウェアの大きな課題である「データを誰にとってもわかりやすくすること」に取り組みます。

創業からちょうど10年に当たる2013年にはニューヨーク証券取引所に上場。

過去8年間の業績推移を見てみましょう。

2009/12期の売上高は1813万ドルでしたが、2017/12期には8億7705万ドルにまで増加しています。

2014年まではギリギリ営業黒字を保っていたのが、上場後はアクセルを踏もうとしたのか、営業赤字に陥っています。

その割に、売上成長が鈍化しているように見えるのも気になります。

今回のエントリでは、タブロー・ソフトウェアが展開する事業内容と、同社の過去5年間の決算数値についてまとめてみたいと思います。

タブロー・ソフトウェアのデータ視覚化ツール

まずは、タブロー・ソフトウェアが提供するビジネスインテリジェンス・ツールとはどういったサービスなのかを見てみましょう。